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八丁堀さんぽ その6

山王祭

雨にもめげずに威勢の良い担ぎっぷり
  • 山王祭は、赤坂の日枝神社の夏祭りで、2年に1回 盛大に行われる。東京都心を300mの祭礼行列が練り歩く。御鳳輦二基・宮神輿一基・山車五基が、王朝装束に威儀を正した総代役員や氏子青年の奉仕により、氏子区域を巡り、総勢500人からなる 現代の王朝絵巻は圧巻である。
  • 次回の開催は、平成30年6月となる。
  • 京都・八坂神社の祇園祭、大阪・天満宮の天神祭と並ぶ日本三大祭りのひとつで、神田明神の神田祭、富岡八幡宮の深川八幡祭りと並ぶ江戸三大祭りのひとつでもある。
  • 八丁堀3丁目は、鉄砲洲神社の氏子エリアではなく氏神さまは、赤坂の日枝神社である。
  • 隣町の新川や新富は、鉄砲洲神社。
  • 八丁堀をはじめ銀座・京橋・日本橋・茅場町・八重洲・兜町は、日枝神社となかなか難しい。
  • ちなみに、日枝神社の氏子エリアは、大手町・丸の内・有楽町・内幸町・九段・麹町などの千代田区の大半を占めているが、なぜか中央区の下町エリアも管轄に入っているのが不思議なところでである。

ヤン・ヨーステン記念碑

正式名:日蘭修好380周年記念碑
  • 日本とオランダの関係は、ウイリアム・アダムスやヤン・ヨーステンらの来航によって始まった。慶長14年(1609年)平戸にオランダ商館が設立され(後に長崎に移る)、 鎖国時代の日本のヨーロッパに対する唯一の窓口になり続けた。オランダがもたらした学術・文物が日本に与えた影響は大きく、明治以後の日本近代化の大きな礎になった。 とくに中央区とオランダとの歴史的な関係も深く、日蘭修好380年を記念してここにモニュメントを設置し、永久にこの友好を保存するものである。
  • <ヤン・ヨーステン(1557頃~1623)> 慶長5年(1600年)、オランダ船リーフデ号でウイリアム・アダムスらと豊後に漂着した。そのまま日本に留まり、徳川家康の信任を得て、 外交や貿易について進言する役目についた。彼の江戸屋敷現在の和田倉門~日比谷公園間の内濠の沿岸に与えられ、この地が彼の名にちなんで八代洲河岸(やよすがし)と呼ばれて、 明治まで続いた。現在は中央区八重洲としてヤン・ヨーステンに因む地名が残っている。

凧の博物館

博物館入口
  • 今は少なくなった和凧や海外の凧の実物や、凧揚げ大会などのポスターやピンバッジなど、凧に関するものがたくさん展示されている。
  • 洋食の名店である日本橋「たいめいけん」創業者の茂出木心護(もでぎしんご)が、趣味で収集したコレクションの凧約300点を集め、 1977年に世界で初めて凧だけを展示する博物館として開館した。現在は、日本全国から集められた凧が約3000点が展示されており、「日本凧の会」事務局も設置されてる。
  • なかでも約10点が展示されている江戸凧は、名人とうたわれた凧職人の橋本禎造(はしもとていぞう)が描いたもので、非常に価値が高い。
  • ほかにも、帆船や竜を模した立体凧、世界各国の凧など、ここでしか見られない貴重な作品が多く、世界的にも珍しい博物館となっている。